npmコマンド虎の巻

npm publish

npm publishは、Node.jsプロジェクトをnpmレジストリに公開するコマンドです。

エイリアスなし

解説

Node.jsプロジェクトをnpmレジストリに公開します。
このコマンドで公開すると他の開発者がパッケージをインストールして利用できるようになります。
通常はnpmのパブリックレジストリに公開されますが、プライベートレジストリを使用することも可能です。

構文

(構文)
npm publish [<圧縮ファイル>|<フォルダ>] [--tag <tag>] [--access <public|restricted>]
<圧縮ファイル>
公開するパッケージの圧縮ファイル(.tgz形式)
<フォルダ>:
公開するパッケージが含まれるフォルダ(プロジェクトのルートディレクトリ)
【オプション】
オプション説明
--tag タグパッケージに付けるタグを指定する
(デフォルトはlatest)
--access アクセスレベルスコープ付きパッケージのアクセスレベルを指定する
・restricted:スコープ付きパッケージ(デフォルト)
・public:スコープなしのパッケージ
--dry-run実際には公開せず、何が行われるかを確認する
--opt パス二要素認証が有効な場合に必要なワンタイムパスワードを指定する
-hコマンドのヘルプを表示する

サンプル

パッケージを公開する

npm publish

プロジェクトのルートディレクトリで実行してください。package.jsonに基づいてパッケージが公開されます。

タグを指定して公開する

npm publish --tag hoge

タグ「hoge」としてパッケージを公開します。

プライベートパッケージの公開

npm publish --access restricted

スコープ付きパッケージをプライベートとして公開されます。

備考

  • パッケージ名とバージョンはnpmレジストリ内で一意にする必要があります。
    (既に存在する名前やバージョンは公開できません。)
  • 一度公開したパッケージは、npm unpublishコマンドで取り消すことができます。
    (ただし、npm unpublishの使用は非推奨とされています。)