npmコマンド虎の巻

npm outdated

npm outdatedは、アップデートが可能なパッケージの一覧を確認するコマンドです。

エイリアスなし

解説

npm outdatedコマンドを使用すると、
インストールされているパッケージの中でアップデートができるパッケージの一覧を表示します。
(アップデートが可能なパッケージのみが表示対象なのでご注意ください。)

npm outdatedの実行結果に表示される内容は以下の通りです。

【npm outdatedの結果列の意味】
列名意味
Packageパッケージ名
Current現在のバージョン番号
Wantedpackage.jsonで指定された条件に合致する最新のバージョン番号
Latest最新バージョン番号
Locationパッケージが配置されている場所
Package Typedependency または a devDependency
※-lオプション指定時のみ表示
HomepageパッケージのホームページURL
※-lオプション指定時のみ表示

構文

(構文)
npm outdated [オプション]
【オプション】
オプション説明
-g
--global
グローバルを対象とする
-l
--long
PackageTypeとHpmepage欄を表示する
-hコマンドのヘルプを表示する

サンプル

グローバルにあるパッケージのバージョン情報を表示する

C:\test\myapp>npm outdated -g Package Current Wanted Latest Location @vue/cli 4.5.14 4.5.19 5.0.8 global typescript 4.6.4 4.9.5 5.0.2 global

グローバルにあるパッケージのバージョン情報を詳細表示する

C:\test\myapp>npm outdated -lg Package Current Wanted Latest Location Package Type Homepage @vue/cli 4.5.14 4.5.19 5.0.8 global dependencies https://cli.vuejs.org/ typescript 4.6.4 4.9.5 5.0.2 global dependencies https://www.typescriptlang.org/

npm outdatedコマンドのヘルプを表示する

C:\>npm outdated -h

備考

  • npm outdatedコマンドでは最新バージョンが存在するパッケージのみが表示対象です。
    (インストールしてあるパッケージが最新版の場合は表示されません)
  • 現在インストールしてある全てのパッケージのバージョン番号を確認したい場合は
    npm ls --depth=0 コマンドをご利用ください。

関連項目

  • npm ls:インストールされたパッケージの一覧を表示する
  • npm update:パッケージを更新する